今期の冬はいつもの暖冬と違い、東京でも冷え込みが続く日が続いています。
 そんな中、第19次の新宿越年越冬の取り組みが、いつものよう新宿中央公園を拠点に始まり、そして今年も無事に終了することが出来ました。無事こそなにより。多くの方々のご支援にこの場をお借りして感謝申し上げます。

 今年は28日昼に突入するやいきなり雨。初日夜は物資を移動し、都庁下の炊出しとなり、配食実数186名が震えながら無言で飯を食うと云うなんとも暗めのスタートとなりました。
 翌29日はなんとか晴天。今年もアントニオ猪木さんが激励に来てくれ、この日は300名超えと、いつもの人数が戻って来ました。医療テントも24時間体制が整い、越年コンサートもこの日から開始。コマまわしの平野さん親子、そしてDeep Unit Hibikiさん達のダンスショーで、いつもの越年の雰囲気にようやくなったもつかの間、30日は深夜から夜半まで所により強めの雨。びしょ濡れになりながら炊出し準備。テントの中も流れる水で水浸し。本部テントが雨と風で崩壊。炊出しも昼、夜、再び都庁下での実施となりました。こんな悪天候の中、仲間の激励に駆けつけてくれたトランペットの松平晃さん、サックスの梅津和時さんご一行の方々、心に沁み入る演奏、本当にありがとうございました。
 大晦日からは、天気も回復。再び、いつもの越年の雰囲気に。濡れた衣類や毛布を乾かしながら昼ご飯を食べたら衣類放出、夜はいつもの年越しコンサート。今年も五十嵐正史&ソウルブラザーズとラビィ・サリさんが熱唱。晩飯の後はプロに続けとばかりに仲間のカラオケ大会。ボランティアの兄ちゃん、姉ちゃんも乱入しわいのわいの。年越しそばを食べて、紅白見て、無事に2012年を仲間と共に越す事ができました。
 新春も好天に恵まれ、雨の日が嘘のよう。今年の餅つき大会は3日最終日。史上最多の餅をつきまくり、酒を振る舞い、さすらい姉妹の路上劇を観劇。最後の衣類を全部出したら、炊出しの数も今期最多の実数330名。
 どこが減ったのかまるで分からぬ東京都の調査。俺らは世間様からは見えにくくなっていても、こうやってどっこい生きていると実感できた越年でした。

 詳細はまた後日、NEWSなどで報告致します。

 

 

 

 

    

 

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